キシナウ (Municipiul Chişinău)
キシニョフ()、キシニョーフ、キシニウ()、キシネウ(Kishinev)といった表記が用いられることもある. 人口は647,513人(2004年).
キシナウは、「白い石の街」の愛称で呼ばれている. その別名は白い石灰岩(或いは大理石)で作られた明るい色の建物が沢山並んでいることに由来している. 約565平方キロメートルの規模であり、市内は5つの地区に分けられている.
地勢は大部分が平地で、中世より葡萄栽培が盛んである. また、繊維産業や電気・機械工業、ゴムやプラスチック製造などが盛んな工業都市としても機能する一面を持つ.
地図 - キシナウ (Municipiul Chişinău)
地図
国 - モルドバ
モルドバの国旗 |
モルドバの国土は、歴史的にモルダヴィアと呼ばれた、ウクライナ南西部やルーマニア北東部も含む地域の一部にある. 1349年に建国されたボグダニア公国が後にモルダヴィア公国へ発展したものの、1512年にオスマン帝国の属国となった. 北から伸張したロシア帝国が度重なる露土戦争でオスマン帝国を圧迫し、ヤシ条約でトランスニストリア南部を、1812年のブカレスト条約ではモルドバの国土の大半に当たるベッサラビアを併合した. 1856年、ベッサラビア南部はモルダヴィアに返還され、3年後にモルダヴィアはワラキアと統合してルーマニア公国となったが、1878年に全土がロシア帝国に支配されるようになった. 1917年のロシア革命では、ベッサラビアは一時モルダヴィア民主共和国と呼ばれるロシア共和国の自治州となった. 1918年2月、モルダヴィア民主共和国は独立を宣言し、同年末、議会の議決を経てルーマニア王国に統合された. この決定にはソビエトロシアも異を唱え、1924年にはウクライナ・ソビエト社会主義共和国内で、ベッサラビア東部の一端に設けられたモルドバ人居住地にモルダヴィア自治共和国を建国した.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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MDL | モルドバ・レウ (Moldovan leu) | L | 2 |